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低身長の50代・60代女性に似合うコーデは?ポイントを押さえてもっとオシャレに!

2022.06.20 update

「素敵!」と思った服を実際に着てみると、身長と服のバランスがあっていないかも…と感じた経験はありませんか?
今回は、身長150cm前後の方向けにバランスが取れてスタイルアップ見えも叶うおしゃれなコーデのポイントを紹介します。

低身長コーデのポイントとは

身長150cm前後の50代・60代の方のファッション・コーデのポイントは、「ライン」「色づかい」「小物づかい」の3つです。
それぞれのポイントを押さえて、ご自身の体型を活かすバランスの取れたコーデに仕上げましょう。

縦長のIラインシルエット

縦のラインを強調する「Iライン」は、全身を縦長に見せる効果があり、低身長の方におすすめのラインです。
Iラインのコーデは、ロングカーディガンやシャツワンピースを羽織ることで簡単につくれます。また、トップスとボトムスの横幅を揃えるコーデでも縦長Iラインをつくることができます。

スッキリ見えするカラーコーデ

トップスにインパクトのある鮮やかな色や明るい色をコーデして、目線を上に誘導しましょう。目線を上に集めることにより、すらりとした印象を与えやすく、バランスが良く見えます。
さらに、軽やかさのあるデザインや素材のトップスを選ぶと、重たい印象になるのを防ぎ、好バランスになります。

目線を上に誘導する小物づかい

トップスだけでなく、スカーフやバッグ、帽子といった小物でも目線を上に誘導することが可能です。
バッグはウエストの位置よりも高い位置で持つと、低身長をカバーするだけでなく、脚が長く見える嬉しい効果も。

明るい色は実際よりも大きく見せて軽やかな印象のコーデに仕上げます。
身長を高く見せるには、帽子やストールといったコーデの上部に用いる小物を明るい色にするのがおすすめです。

50代・60代の低身長の女性向け!おすすめコーデ

続いて、低身長の方におすすめのファッションやコーデのポイント、アイテムを紹介します。

上下同色でつくる縦長Iラインシルエット

縦長ラインを強調するIラインシルエットは、横に広がりすぎないデザインのトップスとボトムスの同系色コーデでもつくれます。
ふんわりした袖の半袖トップスは袖に視線が集まり、縦長ラインをさらに強調します。二の腕や肩まわりの気になる部分がカバーできて、細見え効果も期待できます。

ウエスト位置を高く見せるメリハリコーデ

コーデの基本的な黄金比率は上半身(トップス):下半身(ボトムス)=4:6です。低身長の方の場合は、上半身と下半身の比率を「3:7」になるようにすると、バランスが良く見えます。
ウエストのくびれを目立たせるデザインのトップスは、ウエスト位置を高く見せてスタイルアップが叶います。
ボリューム感のあるトップスには、スッキリとしたシンプルなデザインのボトムスを、コンパクトなトップスにはボリューム感のあるボトムスをコーデしてメリハリをつけると、さらにバランスが良くなりおすすめです。

大人カジュアルのパンツコーデ

縦に伸びるラインが入ったセンタープレスパンツは、脚を長くスリムに見せる効果があります。
センタープレス入りのストレートパンツは、カジュアルなTシャツと合わせても、大人の余裕が感じられるキレイめコーデに仕上がります。

柄に負けない! 低身長の女性に似合う柄

低身長の方が柄物を選ぶなら、縦ラインが強調されるチェックやストライプ、小花柄などの柄がおすすめです。小さめの柄を選ぶとバランスが良く見えます。
小花柄は、背景とお花の色のコントラストが強いものよりも、遠目からは花柄が目立たないような同系色のほうが柄に負けることがなく低身長の方に似合います。
また、カーディガンを肩掛けすると目線を上に集め、コーデのアクセントにもなります。

低身長カバーコーデの基本は上重心

ファッションで言う「重心」は、“どこが重そうに感じるか”です。
下重心のコーデは、下が重たそうに見えて目線が下に誘導されて実際よりも小さい印象を与えます。一方、上重心のコーデは、目線が上に誘導されて実際よりも大きい印象を与えます。
下に重心があるAラインのワンピースやボトムスは、首まわりや胸元に重心がくるようにコーデしましょう。ストールやアクセサリーをプラスして重心を上に移動させると、Aラインをスッキリとしたバランスで着こなせます。
ショート丈のアウターを羽織ったり、目を引く色のカーディガンを肩掛けにしたりするのもおすすめです。

まとめ

ファッション小物も含めたコーデ全体のラインやバランスの取り方に少し工夫を加えると、スタイルアップ見えするコーデに変わります。体型の個性を活かすファッションを楽しみましょう。

川島彩子
プロフィール
カラーコーディネーター/イメージコンサルタント
PlusColor代表
インポートブランドのショップスタッフ時、人それぞれに「似合う色」「デザイン」がある事を知り「色」と「ファッション」について専門的に学び独立。
現在は、カラーコーディネーター育成や、企業、地方自治体等が主催するファッションセミナーやショップスタッフへの研修を多数行い、受講者には、自分に似合いT・P・Oにあったアイテムを選べるようになった、と定評がある。



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